2021年10月20日

円空仏色エンピツ画・飛騨千光寺・金剛力士(仁王)立像

円空仏色エンピツ画・飛騨千光寺・金剛力士(仁王)立像、(212cm)

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これは切り出した木材に仏像を彫ったのではなく、自然に生えていた木にそのまま刻んだとされる。
木立に梯子をかけて仁王像を彫る円空の姿に「近世畸人伝」の中でも挿絵付きで紹介されている。
仁王像は、円空作としても例外的で丸彫り一木彫りの量感のある作品で、髮は逆上し、口角上がり、牙は2つとも下向き、眼は大きくふくらみ、眼尻は切れ上がっている。
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2021年05月11日

円空仁王像・色エンピツ画・尾張四観音の荒子観音・仁王像

円空仁王像・色エンピツ画・尾張四観音の荒子観音・仁王像
延宝4年(1676)・阿形像 321.3cm

名古屋市内、荒子観音寺の山門にある仁王像です。

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現存する円空仏5000数百体のうち、1200体ほどが名古屋市内の荒子観音寺にあるとのこと。
大部分の円空仏は木っ端仏といわれれいる。
寺の門にある高さ3mメートル余りの2体の仁王像を彫る時に、境内の池に直径1メートル近いヒノキの大木を浮かべて彫り、その時の余った木と切り屑(木っ端)で数多くの仏像を作ったといわれている。
円空は1632年(家光の時代)に生まれて、この寺には45〜54歳ごろに数回逗留し、仏像を彫ったといわれる。
昭和47年に寺の多宝塔から木箱が見つかり、開けてみると千面菩薩と称される1024体の円空仏が入っていたとのこと。

その内の、どんなに小さくても、彫りっぱなしでも、円空の一刀が入った木っ端仏1体欲しいものです。
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2020年07月16日

円空仏色エンピツ画スケッチ・岐阜県高山市丹生川町・岩舟不動堂・不動明王立像

円空仏色エンピツ画スケッチ・岐阜県高山市丹生川町(にゅうかわちょう)・岩舟不動堂・不動明王立像

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不動明王立像 (像高133cm)

顔は迫力満点で、程よい品があり、やや右下を見ている。不動明王の顔は​天地眼(右眼で天、左眼で地をにらむ)や、​牙上下出​​(右の牙は上向き、左の牙は下向き)がよく見られるそうで、円空は天地眼はやらず、牙上下出はやっているようです。背銘に梵字が書かれているようですが、全く読みにくいとのこと。












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2020年06月25日

円空仏色エンピツ画スケッチ・岐阜県関市鳥屋市・不動堂蔵・不動明王像

円空仏色エンピツ画スケッチ・岐阜県関市鳥屋市・不動堂蔵・不動明王像
像高89.6cm、貞亨年間(1684 〜1688)

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不動明王は、密教の尊像、忿怒形の相をし、手には武器を持っている。
この円空不動明王には、両脇に〔矜羯羅(こんがら)童子〕と〔制多迦(せいたか)童子〕を従えた「​三尊形式」で配置されている。

不動明王とその「眷属(けんぞく= 一族、親族)  三尊形式」

不動明王は大日如来の化身とされ、煩悩をかかえ、もっとも救いがたい人々を力ずくで救うために、忿怒の形をしている。
不動明王の眷属の役割: 不動明王の分身として四つの智慧と四つの行いで人々を救うということだそうです。
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2020年03月01日

木彫スケッチ・高村光雲・重要文化財『老猿』〈その5〉

木彫スケッチ・高村光雲・重要文化財『老猿』〈その5〉


今までに『老猿』は4回投稿していて、今回〈その5〉です。


老猿〈その4〉2019年8月10日

〃 〈その3〉 〃 7月17日

〃 〈その2〉 〃 6月7日

〃 〈その1〉 〃 5月14日 



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高村光雲は江戸浅草の生まれ、江戸仏師の高村東雲の弟子として習得した木彫技術に洋風彫刻の写実性を加味して,木彫に新生面を開いた。

老猿は「シカゴ万国博覧会」に出品された大作です。

「大鷲」と格闘した直後の,気迫に満ちた猿の姿をいきいきと描写している。



光雲の口述を記録した『光雲懐古談』によれば、自ら材質の選定をするため、栃木の山奥をまわってトチの大木を探し求め、しかもモデルとなる猿も浅草奥山の猿茶屋で飼っていた猿を借りてきたという。
白い木肌の細かく揺れる木目の感じを毛並みに活かし、凹凸の著しい奇岩の上に腰をおろした猿を見事に彫り上げ、気迫のこもった眼差しで右上方の一点を凝視するという、綿密な観察に基づく迫力のある表現を写実的に表したもので、精神の緊張を表現する堂々たる巨作といえるでしょう。

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2020年01月09日

彫刻スケッチ・チェーンソーで木から動物を作り出す「ドイツ人の木工彫刻」( 馬 )


彫刻スケッチ・チェーンソーで木から動物を作り出す

ドイツ人の木工彫刻」( 馬 )

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1971年、ヨルゲン・リングル・レベテズさんは、

ドイツ・バイエルン州バート・テルツに生まれました。

彼は幼い頃から芸術に興味を示し、動物や人、

建物、風景などさまざまなものを絵に描いてい

たそうです。

〔木工彫刻家への転向〕

ヨルゲンさんは、木工彫刻家であるハンズ・ヨアキム

・スィートフューダムさんに弟子入りし、木工彫刻を学び

始めます

そして、ハンズさんの所から卒業するために制作した

木工彫刻作品が、ミュンヘンの展覧会で1位となり、

バイエルン州全体で2位を獲得したのです!

その後、スイスに移住したヨルゲンさんは、木工彫刻

として独立し、その頃からチェーンソーで木工彫刻

し始めました。

チェーンソーを使うことで精密さはなくなったけど、

その代わりに独特な粗さが出ることによって、より自然

な躍動感があり、精巧な彫刻よりもさらにリアルな

感じがして本物よりほんものらしく、実際の動物の

存在感を感じます。

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2019年12月26日

仁王像スケッチ・春日部市・小淵山観音院・仁王門の仁王像

仁王像スケッチ・春日部市・小淵山観音院・仁王門の仁王像( 左側・吽形 )


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春日部市小渕の観音院は、現存する市内唯一の修験寺院です。仁王門は2階部分に回廊が巡る三間一戸の形式の楼門で、元禄年間(1688〜1704)に建てられたと伝えられています。


小渕の観音院は、円空仏の宝庫です。といっても7体あるだけですが、いや、7体もあるのです。日本でただひとつの「蔵王権現像」があります。180,190センチといった観音様があります。彫りあげるには何日も逗留が必要だったでしょう。


山門、楼門、仁王門は、1689年(元禄2年)の建立で、300年以上も経っているのでさすがに痛みが激しく、仁王さんも痛々しい感じですが、それが、余計に仁王様の恐ろしい形相になっていたりします。大地震の影響をうけて修復もあったそうです。

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2019年11月24日

円空仏スケッチ・岐阜県関市永昌寺・青面金剛神像

円空仏スケッチ・岐阜県関市永昌寺・青面金剛(しょうめんこんごうしん)像、65.5cm


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この像の特色はというと、怒髪憤怒相鱗状の衣文、三叉戟(さんさげき=3つの穂をもつ武器)と柵縄を持つ、深い彫り、磐座に立つ、お腹が膨らんでいる、足元二人男女が彫られている。この二人のポーズでは、女性像が両手で耳を塞いでいる。しかし顔は驚いているようで嫌がってはいなく笑っているように見え、男の方はおもしろがってこちらは明らかに微笑んでいる。ここから想像できることは男の方が女の方を口説いているのではないかということで、とすれば非常に人間味があって面白い。

背面には種字も背銘もない、底を見ると何か塗られた跡があり、顔と体全体のバランスはとれている。

円空の「青面金剛神」は現在16体確認できるそうで、下呂町に5体、金山町に2体、南接する加茂郡白川町に3体あるそうで、つまり晩年円空の故郷、飛騨で造像した頃に多く作ったようです。

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2019年10月11日

円空仏スケッチ・飛騨高山まちの博物館・金剛神像

円空仏スケッチ・「飛騨高山まちの博物館」・金剛神像


直線的なラインが特徴の「金剛神像


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飛騨高山 まちの博物館」、円空仏常設展示されている。


この木像は人の背丈ほどもある大きなもの。円空の木像は、一本の木を縦に断ち割って二体作成したという。だから背面は平らである。

平成23年にリニューアルオープンした「飛騨高山まちの博物館」。

城下町の形成と町家文化をテーマに高山の成り立ちや、継承されている文化などを展示している。

14の展示室には、「高山祭」や町家、城下町の成り立ちなど、また郷土ゆかりの文人や美術、飛騨にゆかりの深い 円空 などそれぞれのテーマで展示され、敷地には、歴史的建造物に囲まれた庭や井戸からくみ上げたわき水が流れるせせらぎ、ガラス灯小路など癒される空間があって、ゆっくりした時間を持つことができる。

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2019年10月06日

動物彫刻スケッチ・チェーンソーで動物を作り出すドイツ人木工彫刻家の作品・ライオン

動物彫刻スケッチ・チェーンソーで動物を作り出すドイツ人木工彫刻家の作品・ライオン

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このライオンは、チェーンソーでの木工彫刻です。チェーンソーで彫られたが故に、その粗削りなところがライオンの野性味を引き立て、本物よりも存在感を感じます。

ドイツ人木工彫刻家のヨルゲン・リングル・レベテズさん。
彼は、木を彫刻するのになんと「チェーンソー」を使うというのです!
チェーンソーを使うことで、自由な創造を可能にしたということです。
もちろん細かな部分は、『のみ』を使っているようです。
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