2021年05月28日

円空仏色エンピツ画・奈良県吉野郡天川村・栃尾観音堂・聖観音菩薩立像

円空仏色エンピツ画・奈良県吉野郡天川村・栃尾観音堂・聖観音菩薩立像(137cm)

4体の円空仏が祀られた小さなお堂「栃尾観音堂」

286BF5C3-8C15-485E-9118-AF9DDF3B4546.jpg

優しい表情の中尊「聖観音菩薩立像」、栃尾観音堂に祀られている円空仏は、中尊が「聖観音菩薩立像」、脇に「大弁財天立像」「金剛童子像」「護法神像」の4体。

円空が延宝3年(1675)、栃尾の集落の小さな祠にこもって彫ったといわれる、聖観音菩薩立像(137cm)、大弁財天女立像(85.7cm)、金剛童子立像(84.3cm)、護法神像(49.7cm)の4体を安置する観音堂。いずれも杉材が用いられ、円空が法隆寺に住んでいた1670〜1671年頃に刻んだものとされている。
仏像は全て微笑みの表情をしている。




posted by ミルクジジ at 05:17| Comment(0) | 観音菩薩像や人形・人物画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月23日

円空仏色エンピツ画・愛知県安西市の個人宅蔵・阿弥陀如来像

円空仏色エンピツ画・愛知県安西市の個人蔵・阿弥陀如来像

1D69ABA5-BE48-4A12-91A6-727883FE2DD1.jpg

最も「魅惑」を感ずる円空仏の一つが,最近になって,愛知県安西市の個人宅で発見されたという。これぞ、阿弥陀如来像である(円空学会理事長・長谷川公茂[円空研究の第一人者、全国の円空を訪ねて調査研究]著「円空 微笑みの謎」)。
「阿弥陀如来」とは、仏教において修行をして悟りを開き、如来になったとされる仏、したがって「如来」とは仏様という意味。







posted by ミルクジジ at 10:29| Comment(0) | 観音菩薩像や人形・人物画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月19日

円空仏色エンピツ画・三重県菰野町明福寺・薬師如来立像と阿弥陀如来立像の両面仏

円空仏色エンピツ画・三重県菰野町明福寺・薬師如来立像と阿弥陀如来立像の「両面仏」

本堂に鎮座する両面仏、日頃は片面しか拝観できない。

9EFE6BAF-31C7-40F9-9924-1CE7FB5BE617.jpg
(円空作の両面仏、鏡が設置されていて背面が見えている)
(阿弥陀如来で背面が薬師如来となっている)

円空作両面仏は、阿弥陀如来、薬師如来の両尊像で、来世の幸福を願う阿弥陀如来信仰と、病人を救う薬師如来の現世利益の願いが両面仏に込められている。二面とも美しく優しい目と、口元に微笑みを感じ、親しみがあって深い感動を伝えると評されている。
木質は椹(さわら)材(桑の実)で、一本彫り、高さ1.66mの両面彫刻は、石仏の両面彫刻をならったものであるといわれ、円空仏としては珍しいもので、数ある円空作品の中でも、大きさからも珍しいもので、円空の代表作でもあるようです。

posted by ミルクジジ at 09:00| Comment(0) | 観音菩薩像や人形・人物画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月15日

円空仏色エンピツ画・飛騨国府清峯寺・聖観世音菩薩像(善財童子)

円空仏色エンピツ画・飛騨国府清峯寺(せいほうじ)・聖観世音菩薩像(善財童子)(等身大、高さ1.6m)
所在地、岐阜県高山市

BE9B90C9-DBE8-4EDF-8D81-02AA92B0B6DC.jpg

清峯寺には等身大の円空仏三体があり、円空上人がこの地に滞在した時に、桧材に一刀彫りしたものと伝えられ、円空の代表的名作といわれている。

・竜頭観世音菩薩 高さ:1.7m
・十一面千手観世音菩薩 高さ:1.27m
聖観世音菩薩 高さ:1.6m


円空の善財童子は様々な姿をしていて、僧形をしていることもあれば、尼僧のように見える時もあって、この善財童子の顔はユニーク。
目と眉は憤怒している。しかし、口元は何か微笑んでいるように見える。顔の上部に目鼻口を上げて、変化がついているのは何か意味があるのか。
この目は何を見据えているのか。見開いている、にもかかわらず瞳がない。頭髪の表現も大変オシャレでもある。







posted by ミルクジジ at 05:17| Comment(0) | 観音菩薩像や人形・人物画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月11日

円空仁王像・色エンピツ画・尾張四観音の荒子観音・仁王像

円空仁王像・色エンピツ画・尾張四観音の荒子観音・仁王像
延宝4年(1676)・阿形像 321.3cm

名古屋市内、荒子観音寺の山門にある仁王像です。

4539DBC5-3332-4696-9B4D-2072A027A2EC.jpg

現存する円空仏5000数百体のうち、1200体ほどが名古屋市内の荒子観音寺にあるとのこと。
大部分の円空仏は木っ端仏といわれれいる。
寺の門にある高さ3mメートル余りの2体の仁王像を彫る時に、境内の池に直径1メートル近いヒノキの大木を浮かべて彫り、その時の余った木と切り屑(木っ端)で数多くの仏像を作ったといわれている。
円空は1632年(家光の時代)に生まれて、この寺には45〜54歳ごろに数回逗留し、仏像を彫ったといわれる。
昭和47年に寺の多宝塔から木箱が見つかり、開けてみると千面菩薩と称される1024体の円空仏が入っていたとのこと。

その内の、どんなに小さくても、彫りっぱなしでも、円空の一刀が入った木っ端仏1体欲しいものです。
posted by ミルクジジ at 05:08| Comment(0) | 金剛力士像や彫刻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月07日

円空仏色エンピツ画・愛知県尾張一宮市・長福寺・観音菩薩像


円空仏色エンピツ画・愛知県尾張一宮市・長福寺・観音菩薩像


93127BC5-987F-4D11-B707-2DA3FB1F49B4.jpg

大きさは、像高36.7cmと比較的小さい。
左手を上にした禅定印の手の上に蓮のつぼみを持ち、座す観音菩薩像です。
頭に化仏の阿弥陀如来が彫られている。衣は左右等間隔に襞(ひだ)があり、手から膝に向かって左右に分かれ、前は左斜めに向かって長く座を覆い隠すように流れている。右側も衣の続きのようにですが、下から磐座が顔を出している。
衣と磐座の見分けがつきにくいですが、実は衣の流れが磐座を覆っているわけです。



posted by ミルクジジ at 05:22| Comment(0) | 観音菩薩像や人形・人物画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月03日

円空仏色エンピツ画・愛知県尾張旭市・指定文化財第2号 5体

円空仏色エンピツ画・愛知県尾張旭市・指定文化財第2号 5体

50D59F01-CF91-4365-B6EF-C3E3A12F0306.jpg

阿弥陀如来坐像(68cm)、護法神(多聞天)(91.5cm)、観世音菩薩立像(124cm)、不動明王立像(91cm)、薬師如来坐像(54.5cm)

円空仏は、未完成かと思われるほどの荒々しい彫りや、木くずに目鼻を彫っただけの木端仏と呼ばれるものが多いが、尾張旭市のものは比較的大型でまとまりよく丁寧に作られた像であることに注目されている。
5体とも檜(ひのき)の一木造りで、縦に割った木の前面だけを刻み、背面は未調整のまま残されている。この作品群は元々渋川町の庄中観音堂のに安置されており、地域の方々によって守られてきたそうで、平成29年に市に寄贈されたそうです。





posted by ミルクジジ at 05:22| Comment(0) | 観音菩薩像や人形・人物画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする