2019年11月17日

円空仏スケッチ「二頭身の荒神」・愛知県江南市・音楽寺蔵

円空仏スケッチ「二頭身の荒神」愛知県江南市・音楽寺蔵


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荒神像(木の根っこで彫った2頭身の力強い像)


【 江南市指定文化財 】


  • 円空仏・薬師如来像
  • 円空仏・日光菩薩像、月光菩薩像
  • 円空仏・十二神将像
  • 円空仏・護法善神像
  • 円空仏・荒神像
以上の円空仏計16体は、1968年(昭和43年)に江南市の文化財に指定された。
円空延宝4年(1676年)頃、音楽寺に立ち寄り円空仏を彫ったという。年輪年代法により、この円空仏が寛文11年(1671年)に伐採されたヒノキと判明している。


荒神像」は巨大な目と口を持ち、角張った木塊に彫られた奇怪な風貌で、仏法僧を守る神にふさわしく泰然とした態度をしている。(江南市指定文化財)


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2019年11月16日

鳥スケッチ・宝石のような美しさ・ハチドリ

鳥スケッチ・宝石のような美しさ・ハチドリ


アメリカ南西部からアルゼンチン北部にかけての南北アメリカ大陸に生息する小さな鳥、ハチドリ。日本では見ることはできない。


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   (ホバリング中のハチドリ)


これがまた不思議な鳥で、花の蜜を主食としており、ホバリングで空中で静止しながら、花の中にクチバシをさしこみ、蜜を吸うという独特の食事の取り方をしていて、世界最小の鳥とも言われ、虫と間違えられることもある。


「ブンブン」 とハチと同様の羽音を立てるため、ハチドリ(蜂鳥)と名付けられた。まさに虫のような捕食のし方で、英語では「ハミングバード」という。鳥としては珍しい、花の蜜を主食にするという優雅な鳥でもある。


なぜハチドリのは宝石のようにキラキラしているのかというと、見る角度によって宝石のように輝くため。
実はこれは羽根に色がついているのはないという。
色素による色ではなく、構造による構造色というものらしい。

どうも魚の鱗のような構造魚の鱗もキラキラと光る、それと似たようなものであるといい、そのため、実にこのキラキラ感は表現しづらいものがありました。

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2019年11月14日

仏像スケッチ・京都永観堂・みかえり阿弥陀

仏像スケッチ・京都永観堂みかえり阿弥陀


永観堂のみどころ 京都屈指の紅葉の名所と見返り如来



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一躯像高 77cm 
平安後期〜鎌倉初期

  「みかえり阿弥陀」として知られる「永観堂禅林寺」の本尊像。

阿弥陀如来はふつうは前を向いているが、ここの阿弥陀如来は左側を向いて振り返る変わった姿をしている。

永観堂はみかえり阿弥陀だけでなく、京都のみならず全国でも屈指の紅葉の名所として、むしろこちらのほうが有名であるようです。

禅林寺の僧であった永観が出会った阿弥陀如来を写した立像。1082年,永観の前を歩く阿弥陀如来が励ますために振り返った姿とされている。

遅れるものを待つ姿勢,思いやり深くまわりを見つめる姿勢,人々と共に正しく前へ進む阿弥陀様の慈悲が表されているという。

阿弥陀如来立像ですが、左側を向く姿が珍しい仏像で「みかえり阿弥陀」と呼ばれている。重要文化財指定。






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2019年11月11日

円空仏スケッチ・頭上に龍が乗る善女竜王・岐阜県関市・松見寺蔵

円空仏スケッチ・頭上に龍が乗る善女竜王・岐阜県関市・松見寺蔵


昨日、さいたま市市民ギャラリーの円空仏他のひとり展が、無事終了しました。秋晴れの天気が続き、200人ほどの方々に来ていただき、みなさんとのふれあいができた一週間でした。



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善女龍王  関市松見寺蔵 36.8 p 


善女龍王(ぜんにょりゅうおう)は雨乞いの対象である竜王のうちの一尊

かつて国家の基盤が農業にかかっていた頃、五穀豊穣
は人々の切実な願いであり、雨を降らせる力を持つ龍王に祈る事はしばしばあったようです。

足元から這い上がって頭上に龍の頭を頂いている。細かく彫られた龍頭とお顔に対し荒々しく彫られたお身体が特徴的です。すべてが細かく彫られていたらつまらない作例になっていたのかもしれませんが、鉈の豪快な彫り後が実に見事です。

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2019年11月08日

円空仏スケッチ・岐阜県羽島市・観音堂蔵・微笑む大黒天

円空仏スケッチ・岐阜県羽島市・観音堂蔵・微笑む大黒天」


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大黒天は「七福神」の一つとして知られる食物・財福を司る神様。


本来、仏教で大黒天は暗黒の中に住み死を司る恐怖の神だったのが、日本のだいこくさま=大国主命(おおくにぬしのみこと)と混同されて微笑みを含んだ福の神豊穣の神)に転化した。


江戸時代に米俵に乗るようになり、現在では「福袋と打出の小槌を持った微笑の長者形」で表される。

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2019年11月04日

円空仏スケッチ・愛知県豊田市・豊田民芸館・高僧の笑顔ー慈恵大師像


円空仏スケッチ・愛知県豊田市・豊田民芸館・高僧の笑顔ー慈恵大師像( 像高 21.1cm )


11月4日(月)から10日(日)まで、「さいたま市役所・市民ギャラリー」で、円空仏やその他仏像など木彫画を主体に個展を開いています。

ホームページ(さいたま市市民ギャラリー)に載っています。

浦和駅から徒歩10分〜15分ですのでどうぞ足を運んでみてください。



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豊田民芸館

古陶器、漆工芸品などの展示のほか、円空作の仏像26体があります。立札の茶室は土・日曜日10:00〜16:00(10名位なら平日も可)のみ開館しています。


愛知県豊田市にある豊田市民芸館には、古陶磁研究家であった「本多静雄(1898〜1999)」氏によって収集された円空仏26体などが常設展示されています。豊田市及び豊田市近郊にあった「慈恵大師像(21.1cm)」、「龍王像(23.0cm)」、「善女龍王像(21.5cm)」などが中心ですが、円空晩年の奥美濃や飛騨の各地での造顕の作が多く含まれているようです。常設展示で無料拝観と言うのが馴染みやすいでしょう。

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2019年11月02日

円空仏スケッチ・岐阜県上之保村・不動堂・矜羯羅童子

円空仏スケッチ・岐阜県上之保村・不動堂・矜羯羅童子


尼僧をモデルとしたと思われる,岐阜県武儀郡上之保村・不動堂「矜羯羅童子(こんがらどうじ)」


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円空の尼僧像 
岐阜県関市上之保地区にある鳥屋市不動堂に安置される円空の尼僧像(矜羯羅童子)は、日本に一体しかなく、そのほほ笑みはとても素晴らしい。「おゆう」という名の親切な娘の面影を彫ったとか、生母をモチーフにしたとか言われている。  (先年盗難に遭い行方不明になっている) 


実は、この矜羯羅童子は非常に残念なことに、盗まれてしまったという。「矜羯羅童子」を含む不動堂の諸像が盗難に遭ったのは平成17年のことで現在、未だ発見されるに至っていないという。したがって,今となっては,現物を直に鑑賞することができない。つまり,円空仏の気品ふれる女性の理想像を刻したという傑作は,「魅惑」であると同時に,一部の不届き者にとっては,「蠱惑(こわく)」(人の心を乱しまどわすこと)となるらしい。






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2019年10月30日

円空仏スケッチ・岐阜県美濃市・岩屋観音堂・十一面観音

円空仏スケッチ・岐阜県美濃市・岩屋観音堂「十一面観音


斜めに傾いたお顔がやさしい十一面観音、112cm


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この通り、なかなか魅力的な笑みを浮かべた「微笑仏円空」を代表するような十一面観音です。この十一面観音頭上の化仏は6面。
普通十一面観音は菩薩修行の階位を表し左右に10面、最上部に仏菓を表す1面があるとされるそうですが、円空は拘らない。向かって左側面は欠けている。スパッと切られているように見える。昔削って薬にすることもあったという。やや首をかしげている。首だけでなく全身を右へ傾けている。
資料によると背面は黒ずんでいて、下部は朽ちていたりシロアリの被害があるように見えるそうですが、文字は確認できない。

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2019年10月28日

円空仏スケッチ・尾張四観音・名古屋荒子観音寺蔵・不動三尊

円空仏スケッチ・尾張四観音・名古屋荒子観音寺蔵「不動三尊


11月4日〜10日まで、さいたま市役所の「市民ギャラリー」で、円空仏を中心に個展をやります。時間のある方見に来てもらえれば幸いです。


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           ( 中央に不動94.8cm、両側55.2cm )


【見事なバランスの「不動三尊」のセット】


1000体をこす円空仏は、毎月第2土曜日の午後1時から4時まで仁王門の左側にある本坊でご開帳される。本坊の入り口には円空の模刻像が置かれている。

中に入ると、円空仏彫刻・木端の会のメンバーが円空仏について丁寧に説明してくれる。そしていよいよ、千体以上展示されている円空仏を間近で拝観することができる。真ん中のひな壇に大きな円空仏が並べられ、左右の棚には小さな円空仏が置かれている。


荒子観音寺」名古屋市中川区荒子町
アクセス:地下鉄東山線「高畑駅」4番出口より徒歩10分。(またはあおなみ線「荒子駅」より徒歩10分)

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2019年10月26日

円空仏スケッチ・笑顔いっぱいの役行者・埼玉県個人蔵

円空仏スケッチ・笑顔いっぱいの役行者・埼玉県個人蔵


誰もが嬉しくなるような微笑みの円空仏です。


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埼玉の円空仏

埼玉県内では、これまでに約170体の円空仏が確認されていて、それらは春日部市や蓮田市、さいたま市などの東部地域に集中しており、円空が江戸から日光に向かう際に立ち寄ったためではないかと考えられている。

しかし、文書などの記録類は確認されておらず、訪れた時期や回数など詳しいことはわからないが、像の所在から、ゆかりのある宗派の寺院を訪ねたものとみられている。

また、個人宅で確認されることもあり、宿泊のお礼に造像したという伝承を裏付けるようです。








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